■ワイドボディにCVT設定なし! インド仕様の「スイフト」登場
スズキのインド法人 マルチ・スズキは2024年5月9日、新型「スイフト」を発売しました。
日本国内での発売から5ヶ月遅れでの発売となりました。
【画像】超カッコイイ! これが新型スイフト「ワイド仕様」です! 画像で見る(99枚)
スイフトは5ドアコンパクトハッチバックの主力モデルで、2000年に登場しました。2004年からは世界戦略車としてのポジションも獲得し、インドにおいては2005年から現地生産を開始。
同市場においてはコンパクトクラスの「エスプレッソ」や「セレリオ」よりも上位に位置する高級モデルで、2024年3月までには同国で累計297万台を販売するなど、コンパクトハッチバックのシェアナンバー1を得ている主力モデルです。
今回、7年ぶりにフルモデルチェンジが実施され、グローバルで4代目(通算5代目)となりました。日本では先行して2023年12月に発売しています。
新型スイフトは、歴代のスポーティなフォルムや走行性能を受け継ぎながら、内外装デザインの一新やパワートレインの刷新、安全装備や利便性の向上が図られています。
エクステリアは、スイフトらしい「ラップアラウンド キャラクター ライン」のシルエットはそのままに、光沢加工の楕円形状のフロントグリルを採用。
ヘッドライトはブーメラン型のシグネチャーライトや、印象的なテールライトを装備し、大幅なイメージチェンジを果たしています。
ボディカラーは「シズリング レッド」「パール アークティック ホワイト」「マグマ グレー」「スプレンディッド シルバー」に加え、新色の「ラスター ブルー」と「ノベル オレンジ」を用意。「ミッドナイト ブラック」のルーフを組み合わせる2トーンも設定されます。
ボディサイズは全長3860mm×全幅1735mm×全高1520mm、ホイールベースは2450mm。日本国内モデルよりも40mm拡幅しています。
インテリアは浮遊感のある「センターフローティングデザイン」を採用。ドライバー側に8度傾斜させることで、クルマとの一体感を表現しています。
また、インパネにはサテンマットシルバーとピアノブラックパネルを組み合わせたほか、9インチインフォテインメントシステムを装備。さらにフランスのアルカミス製サラウンドシステムを設定し、上質感と機能性を高めています。
リアシートは、後席の乗員に向けた快適装備が採用され、エアコン吹出口や後席用USB-C充電ポートが設けられました。
パワートレインは82馬力・111Nmを発揮する1.2リッター直列3気筒「Zシリーズ」エンジンに5速MTもしくは5速AGS(オートギアシフト)を組み合わせ、駆動方式は全車FFとなっています。
安全機能では、全モデルに6エアバッグやヒルスタートアシスト、ESP、リアカメラなどを搭載し、安全性能の向上を図っています。
新型スイフトのインド国内での価格(消費税込)は64万9000ルピー(約121万円)から96万4500ルピー(約180万円)です。
※ ※ ※
マルチ・スズキのマネージング・ディレクター兼最高経営責任者(CEO)である竹内 寿志氏は、新型スイフトについて次のようにコメントしています。
「スイフトはこれまで、プレミアムハッチバックセグメントの先駆けとなり、何百万人もの顧客の心を掴みました。
新型スイフトに対する私たちのビジョンは、スイフトファンと運転を愛する人両方のためにモビリティの喜びを再定義することで、その強力な伝統をさらに発展させることです。
私たちは顧客の願望に応え、それを超えることに尽力し、優れたパフォーマンスを実現するための先進技術を導入することで、インドの自動車産業の変革を主導し続けます」
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